WinActorのシナリオ作成を始めてみると、「この処理はどのノードを使えばいい?」「繰り返しはどうやるの?」など悩むことがありませんか?
WinActor記事では初心者向けに、シナリオ作成のコツやWinActor機能に関する内容をお届けします。
第1回目はcsvファイルを1行ごと読み取るノード「csvファイル→変数値」です。
OKをクリックすると順次、csvファイルのデータが表示されました。
WinActor記事では初心者向けに、シナリオ作成のコツやWinActor機能に関する内容をお届けします。
第1回目はcsvファイルを1行ごと読み取るノード「csvファイル→変数値」です。
csvファイルを1行ごとに読み取るノード「csvファイル→変数値」
csvファイルを1行ごとに読み取るノードは「Excel操作(行の読み取り)」をよく使用しますが、データ一覧形式のcsvファイルを1行ごとに読み取る場合、「csvファイル→変数値」も利用できます。
繰り返しのプロパティ(データ数)と組み合わせて利用すると少ないノードで繰り返し処理するシナリオを作成することができるので初心者の方にもおすすめのノードになります。
ライブラリ
ライブラリ>03_変数>01_csvファイル読み込み>csvファイル→変数値
ライブラリ概要
データ一覧形式のcsvファイルを1行ごとに読み込み変数に格納します。あらかじめ、データを格納するための変数を登録しておく必要があります。
- データ一覧形式
1行目が項目行、2行目以降がデータ行のcsvファイル
- 変数を登録しておく必要がある
変数の登録がない項目は読み取ることができません
サンプルシナリオ
シナリオ概要
①月間売上データ.csvを1行ごとに読み取り、読み取った内容を表示
②全行読み取り完了後「表示処理が終了しました」と表示
事前準備
- データ一覧形式のcsvファイルを用意
- データを読み込むための変数を登録
①変数一覧>変数名インポート
②ファイルを選択
③データ行1行目が自動的に初期値に設定されます
初期値が不要な場合は削除してください - その他の変数を登録
①csv 初期値:csvファイルのフルパス
②カウンタ
フロー作成
- ノード「csvファイル→変数値」を配置し設定を行う
- [csvファイル名]
変数「csvファイル」を設定 - [行数]
変数「カウンタ」を設定 - [見出しの重複]
見出しの重複を許容するかどうかを指定。
許容する場合:同一の見出しの列が複数ある場合、後に登場した列の値が変数に格納される(上書き)
許容しない場合:同一の見出しの列が複数ある場合、エラーになる
- [csvファイル名]
- ノード「待機ボックス」を配置し設定を行う
- [メッセージ]
メッセージ部分に「%変数%」と設定すると変数の現在値を表示することができます
- [メッセージ]
- ノード「繰り返し」を配置し設定を行う
- [繰り返し条件]
データ数を選択
データファイル名:csvファイル
- [繰り返し条件]
- 繰り返しの中に1で設定したcsv→変数値、2で設定した待機ボックスを配置
- ノード「待機ボックス」を配置し設定を行う
繰り返しの後ろにノード「待機ボックス」を配置- [メッセージ]
メッセージ部分に「処理終了」と設定
- [メッセージ]
実行結果
シナリオを実行するとcsvファイルのデータ1件目の内容が表示することができました。OKをクリックすると順次、csvファイルのデータが表示されました。