UiPathの生成AIを使った新機能2(Autopilot_テキストから式を生成)



Autopilot

UiPathではAIを組み合わせた機能を続々とリリース予定で、これらをひっくるめて『Autopilot』と呼んでいます。


今回はその中でも2024年7月1日に一般公開された「テキストから式を生成」機能について解説していきます。

前回の記事

前回はAutopilot for Studioの中でも目玉機能と思われる、

「テキストからワークフローを作成」の解説をしました。

リンク先はこちら(Qiita)。

何が出来るの?

テキスト(自然言語)を入力するとAIが式を作ってくれます。

「式」、と言われてもピンとこないかもしれません。

要するにUiPathでよく見るこいつが進化しました。


利用手順

前提条件

【重要】StudioでAutopilotを使えるようセットアップ済。
セットアップが完了していない方は、

下記記事を先にご覧下さい(Qiita)。
https://qiita.com/BVT_matsu/items/bd438182e2bd6626b69b


  1. 何らかの方法で詳細エディターを開く。(例:Assignの+ボタンを押して「詳細エディターを開く」を選択)

  2. UIが新しいものに変更されているので画面下部の「自然言語で式を記述します…」の部分にプロンプトを入力後、右側の▷マークをクリック

  3. 式が生成されるので確認する。なお、この式が入っている部分が従来の式エディターであるため、自由に編集可能。

で、今回は使えるの?

実用レベルです。
いくつか実際のプロンプトと出力結果の例を紹介します。



自分が日頃使うような式は作ってくれる印象。
たまにしか使わなくて忘れがちなカレンダー計算も押さえてくれているのはありがたい。

では少し意地悪なプロンプトを試します。


最初見たときはこんな便利な関数が実在するのかと驚きましたが、実際には動きませんでした。完全に架空であるか、あるいは何らかのライブラリを追加すれば使えるのだと思います。

終わりに

前回(ワークフローを生成)と比べるとだいぶ精度が高く、実用的でした。

ただし、ハルシネーション(生成AIの誤答)には注意が必要です。

次回は「要約」という、アクティビティの表示名を自動で命名してくれるAutopilotの機能について解説します。

次回は当サイト内で更新予定。

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