UiPathの生成AIを使った新機能4(Autopilot_テキストからコード化されたワークフローを生成)

目次

  1. 何ができるの?
  2. 利用手順
  3. 結果
  4. 終わりに

何ができるの?

プロンプトを入力すると…


ChatGPTのようにコードを書いてくれます!



UiPathにはコードからワークフローを直接を動かす機能もあります。
つまり生成AIの得意なコードベースでの自動化ができる可能性があります。

以前ご紹介した通り、一般的なワークフローの生成(アクティビティを配置するような)は生成AIとは相性が悪かったですが果たして…。

なお結論から先に言うとコードに馴染みがない人が活用するメリットは全くない機能です。

利用手順

※利用条件として、Autopilot利用のためのセットアップは既に完了しており、Studio2024.10.1以降を使用している必要があります。
  1. コード化されたワークフローを新規作成



  2. コードを挿入したい箇所を選択してを右クリックして「コードを生成」を選択。
     


  3. ウィンドウにプロンプトを入力して生成




  4. ワークフローを動かすためのコードが生成される。



結果

常に惜しい所までコードを書いてくれる。
しかしそのまま利用することは難しい。


👆️Excelに値を書き込む処理。
UiPathでは不要な.Valueが記載されており、これを削ることで正常に動作した。










👆️API利用。
やはり定型的なコードを書く能力は高く、不足部分を少し補うことで動いた。



👆️更にハードルを上げてGUI操作にチャレンジ。
(※操作対象はRPAチャレンジをお借りしました)

一般的なコード知識ではないであろう、uiAutomation用のコードを惜しいところまで書いてくれました。
UI操作はUiPath特有のコードも学習させている様子。
しかし残念ながらやはりエラーなしで動かすにはあと一歩足りませんでした。

終わりに

動かせるところまであと一歩のコードは書いてくれるのですが、その一歩を埋めるにはコーディング知識が必要。

ノンコーディング(ローコーディング)がRPAの売りなので、一般ユーザーは無視していい機能だと思います。

しかし生成AIがもっと進化して、「全くコードを読めない人でも、修正要らずで利用可能なコード」を高い精度で生成できるようになればまた違った利用価値が出てくると思うので進化に期待です。

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