はじめに
DX Suite (New UI)の帳票定義設定方法解説シリーズ第3弾!
今回は赤枠内の「帳票画像を実際に読み取ってみよう」編です!
前回第2弾で設定したワークフロー設定を使って、実際に帳票を読み取って結果を確認してみましょう!
↓前回の記事はこちら!
こんな人に参考にしてほしい
- AI-OCRに興味がある人
- DX Suite で帳票画像を読み取る一連の流れを知りたい人
- とにかくわかりやすく教えてほしい人
- 読み取った結果がどのように出力されるか知りたい人
事前準備
用語集
- ユニット
- 設定したワークフローで、画像ファイルを読み取る際に作られるもの
- 1つのワークフローで読み取る画像ファイルが1枚でも複数枚でも、1つのユニットが作成される
- データチェック(旧UIでは「エントリー」)
- 読取結果を目視で確認でき、必要なら修正することもできる(詳細は後述)
- コンペア(旧UIでは「ベリファイ」)
- データチェックを複数で行い、確認結果が異なっていた場合にどの確認結果を出力するのか選択できる機能のこと(詳細は後述)
参考:DX Suite ヘルプセンター[DX Suite 用語集(New UI)]
用意するもの
- DX Suite のアカウント
- 記入済みの帳票
帳票画像を実際に読み取ってみよう
①右上の「+ユニット作成」をクリック
②ユニット名を入力して「ファイルの選択」をクリック
※「ファイルの選択」をクリックせずに画像ファイルを直接ドラッグして選択することもできます。
注意点
★フォルダはドラッグしても選択できません。
複数の画像ファイルをドラッグする場合は、読み取りたい画像ファイルを全て選択してからドラッグしてください。
③ファイル選択
※複数の画像ファイルを選択することもできます。④「作成」をクリック
作成をクリックするとファイルの読み込みが始まり、以下のような画面になります。
⑤読取チェックをクリック
読取が終了すると表示が画像のように変わります。読取チェックをクリックします。
【補足】
データチェック(読取チェック)は、読取結果を目視でチェックする機能のことです。
ワークフロー画面で「データチェック」を適用にすることで使用できます。
データチェック方法は以下の3つです。
1. シングルチェック(デフォルト)
- 1回チェックした結果がCSVに出力される
- 本記事ではシングルチェックで設定しています。
2. ダブルチェック
3. 項目別設定
- 読み取った項目毎にチェック回数とチェック方法を設定できる
- チェック回数:1~3回
- チェック方法は以下3種類
- 読取チェック
- OCRのみ
- 手入力
参考:DX Suite ヘルプセンター[データチェック] https://help-dxsuite.inside.ai/hc/ja/articles/8895634758681
上記3つのチェック方法と、状況に合わせて「コンペア」という機能もあります。
- コンペア
- ダブルチェック、もしくは項目別設定で2回以上のチェック回数にし、なおかつチェック結果が異なっている場合、どちらのチェック結果を出力するのか選択できる機能のこと
- ↓コンペア時の画像はヘルプセンターで見ることができます。
[コンペア] https://help-dxsuite.inside.ai/hc/ja/articles/8896380938137
⑥読取チェック画面で読取結果を確認し、適宜修正を行う
読み取った結果を確認していきます。
- 「※1」…読み取った帳票
- 「※2」…読取枠内の画像
- 「※3」…実際の読取結果
- 「※3」をクリックするとそのまま文字を入力することができます。
読み取った項目を全て確認していきます。
⑦表示中の全項目を読み取れたら「すべてを確定して次へ」をクリック
※帳票を複数枚読み取った場合、「すべてを確定して次へ」をクリックすると次の帳票に切り替わりチェックをしていくことができます。
⑧「ユニット一覧へ戻る」をクリック
最後の帳票のチェックが終わると以下が表示されます。
途中でワークフロー画面へ戻ったり保存したりすることもできます。
- 「※5」…チェック途中で保存のみを行う
- 「※6」…保存してワークフロー画面へ戻る
⑨「CSVダウンロード」をクリック
すべてのチェックが終わったら進捗バーが完了になります。
「CSVダウンロード」をクリックして読取結果CSVファイルを確認しましょう。
以下がサンプル帳票を読み取った実際の読取結果CSVファイルです。
※1行目がヘッダー名、2行目からが読取結果です。※複数の帳票画像を読み取ると、読取結果が次の行に追加されていきます。
お疲れ様でした!
いかがでしたか?
実際に帳票画像を読み取る際の流れを見ていきました。
帳票画像を読み取る操作やデータチェック等、かなり直感的に操作できることがお分かりいただけたかと思います✨
次回はいよいよ最後です!
DX Suite でできる様々な機能や、「こんな時はどう設定すればいいんだろう」という疑問の解決策についてお伝えしていきます。
↓次の記事はこちら!
※「DX Suite」はAI inside 株式会社の登録商標です。